『マインドフルネスに関心はあるけど、従業員に抵抗感がないか心配』
そんなお悩みはありませんか。
こんにちは。臨床心理士で研修講師を務める菅原奈都美です。
近頃、人事労務担当者の方から、「マインドフルネスに興味はあるものの、従業員の中には抵抗感を持つ人がいるのではと心配です」というご相談をいただくことがあります。
本日は、その点について少し触れてみたいと思います。
確かに、「瞑想」という言葉には迷信的で不確かなイメージを持つ方が少なくありません。
近年、多くの企業や経営者が積極的に取り入れているとしても、一度そのような印象が根付くと、なかなか払拭するのが難しいものです。皆さんの会社の従業員の中にも、「マインドフルネスや瞑想が本当に仕事に役立つのか?」という疑問を持つ方がいらっしゃるかもしれません。
しかし、マインドフルネスは単なるリラクゼーションの手法ではありません。科学的にその効果が証明されており、仕事の質や効率を向上させるための実践的なメソッドです。
現代社会では、パソコンやスマートフォンに依存し、就業時間外でも仕事の連絡が頻繁に入るような生活が一般的になりました。その結果、私たちは常に頭が忙しく、心身のリフレッシュが難しい状態に置かれています。こうした状況から離れ、意図的に心の平穏を取り戻すことが、今の時代には欠かせなくなっていると感じます。
今こそ、メンタルケアを真剣に考え、取り組む必要があるのです。
こうした懸念に応えるため、弊社では次のようなアプローチを提案しています。
1. 段階的な導入で自然に取り組める環境を作る
マインドフルネスに対して抵抗感を持つ従業員には、短時間のシンプルなトレーニングから始めることが効果的です。数分間の呼吸法や15分程度の短い瞑想セッションからスタートし、徐々に実践を深めていくことで、心理的なハードルを下げながら自然に取り入れることができます。
2. ストレス管理だけでなく、生産性向上を強調する
マインドフルネスは、ストレス軽減にとどまらず、集中力や業務効率を向上させる効果が期待できます。その点を強調することで、従業員にとってより実用的で価値のあるツールとして受け入れられやすくなります。短期的なストレス対策だけでなく、長期的な業績向上にも繋がるという視点を持つことが重要です。
3. 管理職・経営陣からの積極的な参加を促す
経営陣や管理職が率先してマインドフルネスに取り組むことで、社内全体にその効果と価値が伝わりやすくなります。トップリーダーがその効果を実感し実践する姿を見せることで、従業員も自然とそのメリットを理解しやすくなります。全社的な取り組みが難しい場合でも、まずは少人数のリーダー層が始めることで、徐々に社内に広げることが可能です。
「マインドフルネスの研修に興味はあるけれど、本当に効果があるのか不安」という声があれば、ぜひお気軽にご相談ください。
貴社に最適な研修プランをご提案し、従業員の健康と生産性向上に貢献できるようお手伝いいたします。
一緒に次のステップへと踏み出しましょう。
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